大樹生命保険(旧三井生命)は3日、新型コロナウイルスを含む各種感染症で入院すると10万円の一時金が受け取れる保険商品「おまもリーフ」の新規販売を4日から停止すると発表した。オミクロン株の感染者急増で想定を上回る支払いが見込まれ、商品の維持が困難と判断した。既存の契約者への保証は続ける。
商品は昨年12月に発売。月額300円台の保険料で一時金が受け取れる仕組みで、これまでに約5万7千人が契約していた。販売再開の見通しは立っていないという。
最近の感染再拡大に伴い、第一生命保険の子会社、第一スマート少額短期保険は2月以降、同様の商品の保険料を3カ月で3840円と過去最高額に引き上げた。太陽生命保険も新型コロナに特化した個人向け保険を販売しており、既に契約件数が20万件を超えている。