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露が外交攻勢 エネ輸出でNATO結束揺さぶり

【モスクワ=小野田雄一】ウクライナ情勢をめぐる緊張が高まる中、プーチン露大統領が北大西洋条約機構(NATO)加盟国の首脳との個人外交を活発化させている。NATOの東方不拡大の確約を柱とする要求を米国とNATOに拒否されたロシアは、エネルギー輸出をてこにNATOの結束を揺さぶり、対露圧力を弱める思惑だ。

1日、モスクワで記者会見するプーチン大統領(AP)
1日、モスクワで記者会見するプーチン大統領(AP)

プーチン氏は1日、親露的とされるハンガリーのオルバン首相とモスクワで会談。会談後の共同記者会見でプーチン氏は「ハンガリー向けの天然ガス供給を拡大する合意が4月にも結ばれる予定だ」と表明した。オルバン氏は「ロシアとNATOとの相互の安全を保証する協定を結ぶことは可能だ」と述べ、ロシアの立場に理解を示した。

プーチン氏は同日、イタリアのドラギ首相とも電話会談。NATO不拡大を要求した意図を説明したほか、「ロシアはイタリアに天然ガスを安定供給する用意がある」とも伝えた。ドラギ氏はロシアのウクライナ侵攻の可能性に懐疑的な見方を示してきた一人だ。

1月28日、31日にはフランスのマクロン大統領と電話会談。ウクライナ情勢に加え、原子力エネルギー分野での二国間協力についても協議したという。

米国はロシアがウクライナに侵攻した場合、同盟国などと協力して制裁を科すと警告。ただ、天然ガスなどをロシアに依存する欧州では、制裁内容や侵攻への危機感をめぐって各国間の温度差も指摘されている。


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