令和2年に新型コロナウイルス集団感染が発生したクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の元乗客らが3日、オンライン集会を開き、クルーズ船での感染症発生時のリスク管理や船内隔離の問題点を話し合った。
この日は横浜沖に停泊したクルーズ船で検疫が実施されてから丸2年。主催した全国連絡会の共同代表、札幌市の元大学教授、千田忠さん(78)は取材に「なぜ感染爆発が起きたのか、どんなリスクがあったか、問題提起を続けたい」と話した。
ダイヤモンド・プリンセスの集団感染では、乗客乗員3711人の2割に当たる712人が感染し、13人が死亡した。連絡会は、政府や運航会社に検証と再発防止策の検討を求めている。