米新聞大手ニューヨーク・タイムズ(NYT)は2日、デジタルと紙媒体の有料契約者数の合計が1千万人を超えたと発表した。2021年末時点では878万9千人だったが、スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」の買収が今月1日に完了したことで、25年までの目標としていた大台を前倒しして達成した。
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昨年末時点の契約者数は20年末と比べて16・2%増えた。電子版の新聞購読者数が14・3%増の586万7千人で、新聞以外のサービス契約者を含めたデジタル版の購読者数は18・9%増の800万5千人となった。紙媒体は5・9%減の78万4千人。
NYTはアスレチックを5億5千万ドル(約630億円)で買収した。さらに27年までに有料契約者数を1500万人に増やすとの新たな目標を掲げた。
同社はニュース以外のコンテンツの強化を図っており、1月末には英語の単語を推測する人気ゲーム「ワードル」の買収を発表した。(共同)