東芝、会社分割で2割増収 8年3月期目標、脱炭素重点

    東芝は8日、会社の2分割後にできる2社の事業戦略を公表した。令和8年3月期の売上高目標として、発電設備や上下水道システムを手掛ける「インフラサービスカンパニー」は4年3月期見込みと比べ23・0%増の1兆8700億円、半導体などを生産する「デバイスサービスカンパニー」は17・4%増の1兆100億円を掲げた。脱炭素化を重点分野に設定し、投資を集中させる。

    東芝のロゴ
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    インフラ社は老朽施設の更新や効率化をビジネスチャンスにする。折り曲げられる軽量の太陽電池や、盗聴が不可能とされる量子暗号通信などを成長領域に位置付けた。設備投資や研究開発などに3~7年度で9140億円を充てる。

    デバイス社は大きな電力を制御でき、脱炭素を背景に電気自動車(EV)向けの需要拡大が見込まれるパワー半導体を中核に据える。


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