コロナ感染の長浜市長、滋賀県の調整に従わず転院

    コロナに感染し入院中の滋賀県長浜市の藤井勇治市長
    コロナに感染し入院中の滋賀県長浜市の藤井勇治市長

    滋賀県長浜市立長浜病院が、新型コロナウイルスに感染して入院していた同市の藤井勇治市長(71)を転院させる際、入院先を一括して調整している県が提示した入院先ではない別の病院に転院させていたことが9日、分かった。

    県や長浜病院によると、藤井市長は1月30日に感染が判明。自宅で療養していたが今月3日、軽症中等症患者を受け入れる同病院に入院した。4日に症状が悪化したとして、同病院が県に転院調整を依頼。県は転院先として長浜赤十字病院(長浜市)を提示したが、藤井市長は拒否。滋賀医科大付属病院(大津市)への転院を希望したため、長浜病院は県を経由せずに同付属病院への転院を決めた。

    県は赤十字病院を含めた3病院で調整済みと理解していたが、赤十字病院には連絡がなく、病床を空けて待っていたという。

    県によると、患者の意向を踏まえた病院間での転院調整はまれで、担当者は「情報共有に問題があった。病床は逼迫(ひつぱく)しており、常態化するのは好ましくない」とした。

    一方、長浜病院は「これまでにも患者の希望に応える形で転院先と調整した例があった。正規の手続きを踏んでいる」との考えを示している。


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