今年は2月の時点で、説明会の事前予約が始まったりエントリーシートの締め切りが発表されたりと例年以上に企業の動き出しが早いです。また、早期選考を積極的に導入している企業も多く、就職活動が本格的に始動したといえます。
そのため、多くの学生がエントリーシートや面接対策に時間を費やしていることでしょう。まずは、目先の書類選考をどう突破するか考え、先輩たちの過去のエントリーシート集や就活本を参考に準備をしていると思います。
しかし、目先のことばかり考えていると後になって痛い目に合うことがあります。それは、エントリーシート提出時に「どう通過させるか」ばかり考え、面接で深掘りされることを想定しない学生が多いためです。
結果として、面接で面接官の質問に答えることができず落選してしまうということがあります。ゴールから逆算し、面接で質問されても大丈夫なエントリーシートに仕上げる必要があります。
エントリーシートの作成ができたら、同時にアウトプットの練習もして面接対策をしましょう。
その際、エントリーシートで書いた内容の丸暗記をする学生がいます。丸暗記が悪いわけではないのですが、そのまま、面接本番を迎えてしまうとここでも痛い目に合うことがあります。
近年は、企業も「学生自身を理解」しようと掘り下げて質問をすることが多く、丸暗記だけでは掘り下げた質問に対応できないことがあります。
また、丸暗記した文章を話すと質問に対し、的確に応えられていなかったり面接官の心に響かなかったりすることがあります。面接対策を始めた当初は、丸暗記でも良いかと思いますが、「面接」とは、与えられた質問に答える場ではなく、面接官と学生とのコミュニケーションの場でもあります。
似たような質問でも意図が異なることがありますので、慣れてきたら質問の意図をしっかりと読み取った上で、用意してあるトピックを使い対話を意識して話すようにしましょう。