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元メガバンク支店長が断言!「借金2000万円より借金500万円のほうが破綻しやすい」ワケ

PRESIDENT Online

借金で苦しむ人にはどんな特徴があるのか。元メガバンク支店長の菅井敏之さんは「借金額よりも借り入れ本数に注意が必要だ。収入が下がっても、生活水準を下げられない人は、わずかな借金でも破綻する恐れがある」という--。(※本稿は、菅井敏之『一生お金に困らない!新・お金が貯まるのは、どっち!?』(アスコム)の一部を再編集したものです。)

※写真はイメージです - 写真=iStock.com/yamasan
※写真はイメージです - 写真=iStock.com/yamasan

破綻原因は「借り入れ総額」より「借り入れ本数」

いま、あなたの借金はいくらありますか?

住宅ローンは残りいくら?

車のローンは?

少額でもスマホのローンが残ったりしていませんか?

多かれ少なかれ、たいていの人が借金を抱えているでしょう。でも、うまく借金して幸せな人生を送る人もいれば、借金によって人生を破綻させてしまう人もいます。

私は銀行員時代、借金を返済できずに自己破産してしまった人を数多く見てきました。じつは、破綻してしまう原因は、借り入れの総額ではなく、借り入れの本数にあります。

住宅ローンで2000万円を借りていても、35年ローンならば、毎月の支払い負担は5万5000円ほどですみます。これなら、返済に困るほどではありません。

しかし、30万円、50万円、100万円のカードローンなど、複数を借りている場合は、高金利によって、月々の返済額がすぐ15万円くらいになってしまいます。

全体の借金は500万円ほどでも、借り入れ本数が多いため、毎月のキャッシュ負担が大きくなってしまう。こうして結局、払いきれずに破綻してしまうケースがとても多いのです。

こういったカードローンの借り入れは、生活資金にあてる場合が多いでしょう。たとえば、高額の教材を買ったり、車を買ったりしたときのローンです。ところが、あるカードローンの返済をするために、別のカードローンを借りたときから、最悪のループが始まってしまいます。

「これほどの収入があっても、こんな借金で破綻するのか!」

カードローンの問題は、借り入れ期限です。

住宅ローンの期限が30年や35年なのに対して、カードローンの期限はほとんどが1~5年。金利も高いので、毎月の支払いは非常に高額となってしまいます。

銀行員時代、「これほどの収入がある人が、この程度の借金で破綻してしまったのか!」と驚くケースを、私は何度も目の当たりにしました。

住宅や車のローンに縛られながら、子どもの学費も、保険の支払いもある。すると毎月15万~20万円くらい、簡単に出ていってしまいます。

給料が入っても、すぐカードローンの返済で取られていくので、毎月ギリギリの状態。根本的な支出をコントロールしなければいけないのに、穴埋めをする借り入れのことばかり考えて、借金を繰り返すハメになるのです。

そもそも傷ができる原因を取り除かなければならないのに、それをせず、次から次へとあちこち生じる傷口に必死で絆創膏を貼りまくっている--そんな状態です。

生活水準がいったん高くなってしまうと、なかなか下げることができません。

しかし、自分や家族のことを考えて、生活水準を下げる勇気が必要です。そうしないと、落ちるところまで落ちる結果になってしまいます。夜逃げ同然で実家に帰らなければならなくなったら、こんな惨めなことはありません。

生活費を補うために、借金の本数を増やすことだけは、絶対にしないでください。借金でしのぐのではなくて、支出を削る努力をするのです。


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