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白浜空港でホップ栽培、ビールプロジェクト

南紀白浜空港(和歌山県白浜町)でビールの原料となるホップを栽培し、クラフトビールづくりを行うプロジェクトが進んでいる。昨春から取り組みを開始し、ホップを収穫。近く醸造に入り、3月下旬の完成を目指す。今後は空港だけでなく、県内外の人たちが栽培したホップを用いてビールづくりを続けたいとし、関係者は、定住や観光でもない、地域と多様に関わる「関係人口」を増やしたいと意気込む。

ホップを収穫する南紀白浜エアポートの岡田信一郎社長(左端)ら関係者=昨年7月、和歌山県白浜町の南紀白浜空港(南紀白浜エアポート提供)
ホップを収穫する南紀白浜エアポートの岡田信一郎社長(左端)ら関係者=昨年7月、和歌山県白浜町の南紀白浜空港(南紀白浜エアポート提供)

空港を運営する「南紀白浜エアポート」と緑化事業に取り組む企業「東邦レオ」(大阪市中央区)、町内のクラフトビールメーカー「ナギサビール」が協力し、昨年3月から取り組みを進めている。

ホップは空港エントランスで栽培し、7月に収穫。東邦レオの担当者は「ホップは寒い地域で育つので、(暖かい)白浜ではどうか心配したが、順調に育った」と胸をなでおろす。量は少ないが、大阪府や奈良県などでつくられたホップも使用するという。

12月にはビールの名称を会員制交流サイト(SNS)のインスタグラムを通じて公募し、「Fly the yell(フライザエール)」に決まった。ラベルのデザインも今年1月末まで募集した。

ビールの種類は、香りがよく飲みやすい黄金色の「ゴールデンエール」。ナギサビールの真鍋和矢社長は「コロナ禍で人々の心が下向きになっている。『ゴールデン』という明るく景気のいい名前の種類を選んだ」と説明する。近く仕込みを始め、330ミリリットル入りの瓶で約2千本をつくり、販売する。価格は未定。

今回のプロジェクトの狙いは、地域と多様に関わる「関係人口」の増大だ。今春以降も空港でホップを栽培・収穫してビールづくりに取り組み、名前はその都度決めていくが、ゆくゆくは県内外の人たちが栽培したホップも使っていきたいという。

南紀白浜エアポートの岡田信一郎社長は「日本各地の人が育てたホップを持ち寄ってビールづくりに参加してもらうことで、白浜と関係を持つきっかけにできれば」と話している。(張英壽)


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