新型コロナウイルスの感染急拡大を受け、宮城県の村井嘉浩知事は10日、仙台市の郡和子市長や県医師会の佐藤和宏会長、仙台市医師会の安藤健二郎会長と共同で緊急会見を開き、11日からの3連休は不要不急の外出を控えるよう県民に呼びかけた。
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県内では、今月に入り1日当たりの感染確認数が過去最多を更新する日が相次ぎ、入院患者数(8日時点)は60代から90歳以上の高齢世代が67・2%を占める。村井知事は会見で、県民に対し11日からの3連休はできるだけ自宅で過ごすことや家庭内での感染対策の徹底、ワクチンの3回目の早期接種を要請した。
郡市長は「大人には家庭内にウイルスを持ち込まないという意識が必要」と強調し、県医師会の佐藤会長も「入院や手術などを制限せざるを得ない地域もあり、発熱外来もぎりぎりの状況」と感染対策の徹底を求めた。