• 日経平均28546.98727.65
  • ドル円133.45133.51

日本酒風味の塩を開発、コロナ禍で苦境の蔵元を支援 山形県酒田市のメーカー

新型コロナウイルス禍の影響で需要が落ち込む日本酒の蔵元を支援しようと、山形県酒田市の塩メーカー「さかたの塩」が、吟醸酒や古酒で〝味付け〟をした個性的な清酒塩「トラとゲコ」を開発した。斬新な商品名やパッケージは東北芸術工科大(山形市)の学生が考案。同社は少しでも日本酒の消費拡大に役立てようと拡販を目指している。

さかたの塩の大川義雄社長(左)と東北芸術工科大学の鈴木淳平さん。手にするのは清酒塩「トラとゲコ」の袋入りと瓶詰めのセット=山形市(柏崎幸三撮影)
さかたの塩の大川義雄社長(左)と東北芸術工科大学の鈴木淳平さん。手にするのは清酒塩「トラとゲコ」の袋入りと瓶詰めのセット=山形市(柏崎幸三撮影)

調理師でもある同社の大川義雄社長(50)は4年前、日本酒の製造工程でタンクの底にたまる酒かすを使って酒粕(さけかす)塩をつくり、好評を博した。この技術を生かし、新型コロナの感染拡大で飲食店向けの出荷が激減した蔵元の一助になればと考え、日本酒を使った塩の研究に乗り出した。

海水を煮詰め、水分が蒸発して結晶化する直前に吟醸酒や古酒を加え、日本酒のほのかな香りと風味をまとわせることに成功。塩は鮮やかなクリーム色や茶色に変わり、彩りのバリエーションも広がった。

「料理に使う塩を少し減らし、一握りの清酒塩をふるだけで味がグンと引き立ちます」(大川社長)。清酒塩は肉や刺し身だけでなく、天ぷらやフルーツにも合うという。

パッケージのデザインとネーミングを引き受けたのは、東北芸工大4年の鈴木惇平さん(21)。200近く考えた商品名の中から選ばれた「トラとゲコ」は、酒好きの人を表す「トラ」(虎)と、酒が苦手な「ゲコ」(下戸)を掛け合わせた造語だ。


Recommend

Biz Plus

Recommend

求人情報サイト Biz x Job(ビズジョブ)

求人情報サイト Biz x Job(ビズジョブ)