所有は「軽」で好きな車種は「SUV」 でも一度は乗りたい「憧れのカーブランド」は?

    自家用車を所有する人の3人の1人が「軽自動車」を所有し、「好きな車種」として「SUV」が支持する意見が多い一方、一度は乗ってみたいと思う「憧れのカーブランド」ではBMWやレクサス、フェラーリといった高級車が同率で1位となったことが、ドライバー向け会員制サービス「タイムズクラブ」を運営するパーク24(東京)の調査で分かった。「デザインが好き」「ステータスを感じられる」といった理由が多かったが、フェラーリに関しては「手が届かないから」という意見も少なくなかった。現実の所有率に反して「好きな車種」にスポーツカーを挙げる男性も多く、その“本音”が表れた格好なのか。

    一度は乗ってみたい憧れのカーブランドは?(Getty Images)※画像はイメージです
    一度は乗ってみたい憧れのカーブランドは?(Getty Images)※画像はイメージです


    「好きな車種」全年代でSUVがトップ

    アンケートは、会員数約916万人(2021年12月末現在)を抱えるタイムズクラブで駐車場やカーシェアリング、レンタカーなどの利用者を対象に実施。6576人から回答を得た。回答者の車の所有状況は「1台持っている」が42%、「複数台持っている」が12%。「所有していない」は46%で、そのうち34%は「購入検討中」とした。

    車所有者3542人に車種を尋ねると「軽自動車」が33%で最も多く、次いで「コンパクトカー」22%、「ミニバン」18%と続いた。性別で順位に違いはなかったが、女性は「軽自動車」が41%となり、男性を13ポイント上回った一方、男性は「ミニバン」が21%と女性を7ポイント上回る結果となった。

    「好きな車種」では、1位「SUV」26%、2位「コンパクトカー」21%となり、この2車種で全体の約半数を占める結果に。3位以降は「ミニバン」「スポーツカー」「セダン」「軽自動車」が僅差で続いた。男女別でも、順位は異なるものの「SUV」と「コンパクトカー」がトップ2にランクイン。ただ、男性は所有率が5%と最も低い「スポーツカー」が3位となった一方で、女性は所有率が高い「軽自動車」が3位と、性別で乖離(かいり)が見えた。

    「好きな車種」を年代別で見ると、全年代で「SUV」が堂々の1位に。「コンパクトカー」は50代以下の全ての年代で2位に入ったものの、唯一60代以上では「セダン」が2位につけた。所有している車で3位になった「ミニバン」は、40代のみ3位にランクインしていた。

    「憧れ2強」BMWとフェラーリ

    「一度は乗ってみたいと思う憧れのカーブランド」についての質問では、BMWとフェラーリ、レクサスがそれぞれ12%で同率1位となった。2015年の調査開始以来BMWとフェラーリがトップを争い続けていたところに、レクサスが初めて食い込んだ格好となった。

    前回3位の「ポルシェ」は4位に、同率3位だった「メルセデス」も5位とランクを下げた。「その他」では、「ランボルギーニ」や「アストンマーチン」といったスポーツカーブランドが名を連ねる中で、電気自動車メーカーの「テスラ」も含まれていた。

    憧れのカーブランドを選んだ理由は「デザインが好き」が51%と断然トップで、2位の「ステータスを感じられる」と20ポイント以上の差がついた。

    憧れの3ブランドの理由を見ると、BMWとフェラーリは「デザインが好き」、レクサスは「ステータスを感じられる」が最多に。フェラーリのみ、他の2ブランドにはない「手が届かないから」といった理由が上位に入った。


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