首相、ウクライナの邦人保護対応指示

政府は１４日午前、緊迫化するウクライナ情勢を協議するため、首相官邸で国家安全保障会議（ＮＳＣ）を開いた。岸田文雄首相は邦人保護や外交上の取り組みに関し「遺漏なく対応するように」と関係閣僚に指示した。松野博一官房長官が同日の記者会見で明らかにした。

松野氏はウクライナ情勢について「政府として重大な懸念をもって現下の情勢を注視している。国際的な緊張感が高まり、予断を許さない状況だ」などと指摘した。

在留邦人の保護に向けては「近日中にもすべての航空便の運航が停止される可能性がある。政府としてあらゆる事態に対応できるようさまざまな方策を検討している」と強調した。