ウクライナのゼレンスキー大統領は14日、一部の欧米メディアがロシアによるウクライナ侵攻が予想されると報じた2月16日を「国民団結の日」とする大統領令に署名したと発表した。「国旗を掲げ、(国旗と同じ)青と黄色のリボンを着けて世界に団結を示そう」と国民に呼び掛けた。タス通信が伝えた。
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ゼレンスキー氏はこれに先立つドイツのショルツ首相との会談後の共同会見で、キエフに駐在する大使館員を退避させる欧米諸国の決定を「大きな間違いだ」と批判した。ウクライナのレズニコフ国防相も14日、戒厳令導入の理由は「全くない。侵攻がないことを期待している」と述べた。
ゼレンスキー氏は12日にも「2月16日に侵攻があるという確実な情報は誰が持っているのか」と記者団に述べ、侵攻が迫っているとの米側主張に不快感を示していた。(共同)