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「これはしつけや!」 幼稚になった“大人”による児童虐待をなくすために

以前、私はこのコラムで共同親権についてお話をしました。実は、この共同親権もコミュニケーションの力を養う一助になるのです。日本では、離婚になると片親になるという認識が浸透しています。離婚によって子供は片親を失うばかりか片親側の祖父母や親戚も失う、つまり身近な大人たちの半分を失うことになるのです。

先進諸外国では、親が離婚をしても子供は両親を失わず、それどころか、両親それぞれの新しいパートナーが加わる(Getty Images)※画像はイメージです
先進諸外国では、親が離婚をしても子供は両親を失わず、それどころか、両親それぞれの新しいパートナーが加わる(Getty Images)※画像はイメージです

先進国では離婚しても子供は両親を失わない

これに対して、他の先進諸外国は違います。離婚をしても子供は両親を失わず、それどころか、両親それぞれの新しいパートナーが加わり(ステップファーザー、ステップマザーと言われます)、身近な大人はむしろ増えていきます。

ここで注意が必要なのは、ステップファーザーやステップマザーは、子供と他の血縁者との関わりが切れない中で初めて適切に機能する存在であって、他の血縁者を失った後の代替者として機能する場合には、大きなリスクを伴う存在となるということです。そうした状況に子供を置いているのもまた、日本です。児童虐待者に母親の交際相手が多いのは皆さん知っているところでしょう。

子供は成長する過程でたくさんの大人に囲まれていた方が多面的な価値観を身につけることができると言います。立体的に物事を見ることができるそうです。そうして育った大人は、他者の立場を想像して行動することができるように育つ可能性が高まるように思います。

児童虐待をなくすために、こうした長期的な対策もきちんと議論されるべきではないでしょうか。



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