ソニー「耳をふさがない」リング状のワイヤレスイヤホン ビデオ会議でも活躍、2.3万円

    ソニーはスマートフォンなどと無線で連携するワイヤレスイヤホン「LinkBuds(リンクバッズ)」を25日に発売すると発表した。公式オンラインストアでの価格は税込み2万3100円。音が出る部分がリング状になっていて、音楽を楽しみながら周囲の音や話し声を聞き取れるのが特徴だとしている。

    LinkBuds
    LinkBuds

    LinkBudsの重さは約4.1グラム(片方)、連続音楽再生時間は最大5.5時間。耳甲介(耳のくぼみ)に装着するタイプのイヤホンで、耳の穴をふさがない構造になっている。

    同社のワイヤレスイヤホンとしては最小・最軽量で装着感も自然であることから、音楽を聞いていないときでも装着して過ごすことができるという。

    本体をタップして再生や停止などの操作を行うが、耳の周辺をタップすることで同様の操作ができる「ワイドエリアタップ」機能がある。

    人工知能(AI)技術を活用することで、マイクから自分の声を通話相手にクリアに届けることもできるため、同社はビデオ会議などでのビジネス利用も視野に入れている。自宅でテレワークをしているときでも、家族の声や来客を告げるインターホンに気付ける、掃除機の音などの生活音のノイズを抑えられるといったメリットがありそうだ。

    またエンターテインメントでの利用として、「ポケモンGO」で知られる米ナイアンティックと音声AR(拡張現実)の分野で協業することも決まった。第1弾はLinkBudsとナイアンティックのスマホ向けの位置情報ゲーム「Ingress(イングレス)」を組み合わせた企画が予定されている。


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