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自動車労組 ベア要求相次ぐ ホンダ、マツダ、三菱自2年ぶり

自動車大手の労働組合は16日、令和4年春闘の要求書を経営側に提出し、労使交渉がスタートした。ホンダとマツダ、三菱自動車の各労組が基本給を底上げするベースアップ(ベア)を2年ぶりに求めた。新型コロナウイルスの影響で落ち込んだ業績の回復を反映した。長引く半導体不足などで事業環境は依然厳しく、経営側は慎重に判断する。電機大手の労組の要求は17日に出そろう予定で、個別企業の労使交渉が本格化する。経営側の回答は3月16日に集中する。

オンライン記者会見に応じる自動車総連の金子晃浩会長=16日
オンライン記者会見に応じる自動車総連の金子晃浩会長=16日

ホンダの労組は月額3千円のベアを要求。年間一時金(ボーナス)も、満額回答を得た前年要求を0・7カ月分上回る6カ月分を求めた。三菱自の労組も月額1千円のベアを要求。ボーナスの要求は5カ月分と、前年要求から0・4カ月分引き上げた。マツダの労組はベアを含む全組合員平均月7千円の賃上げを要求。一時金は5・0カ月分に加えて3万円を求めた。前年要求は4・8カ月分と6万円だった。

トヨタ自動車の労組は、全組合員平均で月9200円の賃上げに満額回答を得た前年とほぼ同水準を要求。今年から全組合員平均を基準にした賃上げ要求をやめ、代わりに職種や職位ごとの標準的な賃上げ額を示した。組合員が自らの水準を把握しやすくして当事者意識を高める狙い。

ボーナスは前年妥結した6カ月分を上回る6・9カ月分を要求。トヨタで人事総務を担当する桑田正規執行役員は16日、オンラインで記者団の取材に「相当高いレベルだ」との認識を示した上で、「1年間、組合員が頑張ってきたことを含めどう応えていくかということかと思う」と述べた。

自動車産業の労組が加盟する自動車総連は、4年連続でベアの統一要求額を掲げなかった。中小企業の労組が柔軟に要求を決められるようにし、大手との賃金格差の是正を目指すとしている。

金子晃浩会長は16日のオンライン記者会見で「労使交渉の結果は日本経済に影響する。それを踏まえて議論をし、成果を出してほしい」と期待を寄せた。

(宇野貴文)


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