17日午前の東京株式市場の日経平均株価は反落した。ウクライナ情勢をめぐる警戒感が根強く、積極的な買い注文が手控えられた。前日の大幅上昇を受け、当面の利益を確定させる売りも目立った。下げ幅は一時150円を超えた。
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午前終値は前日終値比64円55銭安の2万7395円85銭。東証株価指数(TOPIX)は6・77ポイント安の1939・86。
ロシアはウクライナ国境周辺からの軍部隊の一部撤収を15日に発表したが、北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長が16日、ウクライナ国境で「ロシアは軍備増強を続けているように見える」と発言するなど、緊張状態が続く。これを受け、リスク回避の姿勢が強まった。
前日の平均株価が600円近く大幅上昇したことから、17日は利益確定のための売りも出た。