日米欧の先進国と新興国による20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議が17日、インドネシアの首都ジャカルタで開幕した。原油高による世界的なインフレの影響などを議論。ウクライナ情勢の緊迫化で物価高が一段と進む恐れもあり、世界経済への波及を見極める。
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日本からは財務省の神田真人財務官が出席。鈴木俊一財務相は国会日程などを考慮し、現地参加を見送った。
原油高は新型コロナウイルス禍からの世界経済の回復に伴い、エネルギー需要が増えていることが要因。日本や米国ではガソリンが高騰し、景気の下押し圧力となる恐れがある。今後のウクライナ情勢次第では、ロシアから天然ガス供給を受ける欧州経済に打撃となる可能性もあり、G20での議論が注目される。(共同)