有事の金、一時7千円超 1年半ぶり高値

    日本取引所グループ(JPX)傘下の大阪取引所で18日、有事の安全資産とされる金の先物が値上がりした。株価終値に相当する指標価格の清算値は1グラム当たり前日比54円高の6993円を付け、令和2年8月7日以来約1年半ぶりの高値となった。ウクライナ情勢への警戒感が高まったことで買われた。

    これに先立ち17日夕から行われた夜間取引では一時7020円を付けて節目の7千円を突破。取引時間中の過去最高値7032円に迫った。

    金の小売価格の指標となる地金大手、田中貴金属工業(東京)の販売価格は18日、消費税などを含めて1グラム当たり7761円だった。過去最高の7769円(2年8月7日価格)に近づいた。


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