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【台湾有情】李登輝氏が残した台湾和牛

台湾の李登輝元総統が晩年、心血を注いだ牛肉ブランド「源興牛」の料理を提供する火鍋レストラン「源牛」が13日、台北市中心部でオープンし、話題を集めている。

李登輝氏
李登輝氏

李氏が総統を務めていた時代の側近で、金庫番ともいわれた台湾財界の大物、劉泰英氏がオープニングセレモニーに出席し「李氏の最後の願いがようやくかなった」とあいさつした。

京都帝大(現京大)で農業経済学を学んだ李氏は総統を退任後、台湾の畜産を発展させるために、自身が会長を務めた「李登輝基金会」を通じて牛の飼育を始めた。和牛のようなおいしい牛肉をつくり、台湾のブランドにすることが夢だったという。

日本統治時代に台湾に運ばれた但馬牛の血を引く牛19頭を2016年に購入し、東部・花蓮の牧場で飼育して品種改良などを重ねたという。

晩年、時間さえあれば、牛を見に牧場に通っていたという李氏だが、2020年7月に死去し、牛肉の初出荷を見ることができなかった。

「源牛」で火鍋は1人当たり1千台湾元(約4千円)程度となっている。話題を集め、席は月末まで予約でいっぱいだという。

食事をした大学職員の男性は「肉はとても軟らかく、日本で食べた神戸牛と同じぐらいおいしい」と語った。(矢板明夫)


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