先日、イタリア人の友人が主宰しているポッドキャストで話をした。彼の聴衆はイタリア語圏で日本に関心のある人たちだ。したがってインタビューで受けた質問も日本に関わることである。今、ヨーロッパの人が何を知りたがっているか? その参考になるので、ご紹介しよう。
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一つ目。日本は2020年から、鎖国になったと言われる。精神分裂症的にも見え、扉を閉めては少し開け、そして“準緊急事態“に戻る。日本の人もさすがに政府に抗議をはじめているようだが、この“準緊急事態”について、どう考えているか?
二つ目。日本の国際競争力は長い間、大きな問題とされてきた。少ない外国人幹部の登用、外国語が苦手といった話題にあがっていたが、Covidでさらに増幅された印象がある。外国人が日本の大学に留学しようにもできない。どう思うか?
三つ目。日本と中国は、友人か? 敵か? それとも友を装う敵なのか?日本と中国のこれからの関係をどう見ているか?
四つ目。日本男性の60%は自宅のトイレで小便をするとき、便座に腰をおろすとのアンケート調査を読んだ。これは本当か?公衆トイレでも同じか?
この2年間、どれも良く聞かれる問いだ。友人も日本のことはそれなりに知っており、その聴衆もある程度の知識があるから、あまり素っ気ない答えでは申し訳ない。
最後の質問は聴取者の笑いをとるためだろうが、これはこれで答えるにあたり考えるべきことが多い。