老朽インフラに新たな価値を付加し再生させることをテーマにした技術セミナー「インフラのこれから~『よみがえらせる』方策~」(奥村組主催)が東京都内で開かれた。
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全体コーディネートを政策研究大学院大学の家田仁特別教授が担い単なるリニューアルからの脱却を啓蒙(けいもう)。講演では日大工学部土木工学科の岩城一郎教授が福島県平田村での産官学と村民との協働による道づくりを紹介した。岩城教授は「住民のインフラに対する無関心を関心、愛着へと変える取り組みが必要」と呼び掛けた。
パネルディスカッションでは、新たな視点でのインフラ整備として首都高速道路の宮田年耕顧問が日本橋区間の地下化を報告。東京地下鉄の山村明義社長が銀座線のリニューアルを解説した。進行役を務めた奥村太加典・奥村組社長=写真(左端)=は「インフラ再生にはデジタル活用やまちづくりとの連携などが改めて重要だと認識した」と話した。