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転職が多い場合の職務経歴書の書き方は? ポイントや記載例を紹介

はじめに

「転職活動のために職務経歴書を作りたいけど、これまでの転職の回数が多くてどう書いたらいいのかわからない」と疑問を持つ方は少なくありません。転職回数が多いほど、企業にとってマイナスに評価されるのではないかというイメージはまだ根強いため、作成時に不安を抱いてしまうこともあるでしょう。

そこで今回は、転職が多い方の職務経歴書について、書き方のポイントや記載例を紹介します。

転職回数が多くてもすべての職歴を職務経歴書に記載する?

※画像はイメージです(GettyImages)
※画像はイメージです(GettyImages)

「転職の回数が多いから、全てを経歴書に書いたら不利になるのでは」と思い、全ての職歴を記載しづらいと思う方もいるでしょう。しかし、結論から言えばたとえどんなに短い就労期間の職歴であったとしても、記載を省くことは推奨できません。省いた部分を「ブランク期間」とみなされるだけでなく、場合によっては嘘の経歴を伝えていると判断されかねないためです。

たとえば、「この仕事は少しの間しか経験しなかったから」と記載しなかった場合、その期間は仕事に就いていなかったのか、と採用担当者が疑問を持つ可能性があります。面接などの質問の場できちんと説明ができなければ、経歴を省いたという好ましくない評価が下されるだけでなく、「やましいことがあるからごまかしたのでは」と思わぬ評価につながりかねません。そのため、仮に短期間であったとしても、正社員として働いていた経歴は必ず全て記載しましょう。

転職回数が多い場合の職務経歴書のポイント7つ

ここからは、職務経歴書の書き方についてポイントを7つ解説します。「転職回数の多さ」はときにマイナスの評価につながってしまいかねないため、よりスキルや強みが伝わりやすいように職務経歴書を作成することが大切です。

1.時系列ではなく業務内容別で記載する

転職回数が気になる方は、時系列ではなく業務内容ごとに職歴を書くとよいでしょう。「職務経歴書」と聞くと、最初に入社した会社から時系列順に記入するというイメージを持っている方もいるかもしれませんが、必ずしも時系列で書くべきとは決まっていないのです。

たとえば、「キャリア式」と呼ばれるフォーマットでは、「営業」「接客・販売」というように、職種ごとにわけて経歴を記載できます。このように、業務ごとにわけて経歴を作成することは、転職の多さのマイナスイメージを軽減する効果が期待できます。

それだけではなく、経歴を書く順番も自由に変えられるため、応募先の職種により近い経験をアピールしやすくなるメリットもあるのです。

2.キャリアに一貫性があることをアピールする

どんなに多様な職を経験していたとしても、どの職種にも少なからず共通点があるものです。そのため、経歴書ではその共通点を軸に一貫性をアピールするとよいでしょう。

一例ですが、これまでに経験した職種が「販売スタッフ、営業職、配送スタッフ」だとします。この場合、一見職業はバラバラですが、仕事の内容を深堀りしていけば共通点が出てきます。

いずれの職業も、お客様に服を売る、顧客に自社製品をアピールする、お客様の元へ荷物を届ける、というように「人と接する仕事」であることがわかるでしょう。そのため、この類似点を軸に経歴書のアピール内容を練ることで、キャリアに一貫性を持たせることが可能になります。

3.これまで培ったスキルを明確にする

同種、異種を問わず、複数の企業や業界に転職しているのであれば、その経験の中で身に付けたスキルを明確に示すとよいでしょう。転職を複数回繰り返していたとしても、その都度で培ったスキルがあれば、採用担当者からの良い印象につながる可能性が高まります。

たとえば、簿記といった資格や免許などもスキルのひとつですし、事務職に従事する中で「資料作成において各種PCソフトに習熟した」という場合も、立派なスキルとしてアピールできます。また、もし応募職種で役立つスキルを持っているならば、それを軸にして紹介するのも効果的です。

4.これまでの仕事の実績や成果を明確にする

仕事で得た売上や、評価された成績などの実績があれば、具体的に示すことが大切です。提示した実績や成果が評価につながるだけでなく、「目標に向かって努力できる人材」と見なされる可能性が高まります。

たとえば、営業や販売での売り上げ数などは、わかりやすく数字に表れるため記入しやすいでしょう。もし具体的な数字で表すことができない場合も、仕事において工夫したことや努力したこと、上司や一緒に働く従業員から受けた評価などを記載するのがおすすめです。努力した結果や姿を示すことで、より採用担当者の好印象につながります。

5.退職理由はポジティブに明記する

職務経歴書に退職理由を記載するのであれば、ポジティブな内容を心がけましょう。退職理由は重い内容になってしまいがちですが、自身の成長やワークライフバランスの両立など、できるかぎり前向きな理由を述べるべきです。

たとえば、「給料が低い」や「残業が嫌だった」などのネガティブな理由は、逃げの手段としての転職であるという印象を与えかねず、「働く意欲が乏しい」と見なされてしまう可能性も。そのため、退職の理由はあくまで嘘はつかず正直に、かつポジティブな言葉で言い換えられるようにするとよいでしょう。

6.転職への意欲を示す

経歴書内では、転職への高い意欲があることをはっきり示す必要があります。転職の多さはときに「採用してもまたすぐに転職してしまうのでは」という評価につながりかねないもの。そのため、転職の理由と合わせて意欲の高さのアピールが大切です。

一例として、「今回の転職活動、および企業へ応募した理由」と合わせて「これまでの転職はどういう理由で行ってきたのか」を説明するとよいでしょう。明確な理由と意欲が伝われば、これまでの転職にも筋が通っているとみなされやすくなります。

7.職務経歴書は2枚以内に収める

経歴書の枚数は、転職が多くても2枚以内に収めるようにしましょう。採用担当者は、他にも大勢の志望者の書類に目を通しています。担当者の負担を減らし、かつ読みやすい経歴書にするのであれば、2枚が理想的といえます。

転職回数によっては、一つひとつを丁寧に記載するとどうしても2枚を超えてしまうケースがあるでしょう。その場合は、応募先の企業と関連の高い経歴を詳しく記載し、その他は要約に留めるのがおすすめです。枚数を2枚までと決めることで経歴が冗長になるのを防げますし、メリハリのある内容になります。

転職回数が多い場合の職務経歴書の記載例

ここでは、転職が多い場合の職務経歴書について、記載例を紹介します。

【職務経歴書 記載例】

〇月×日 〇〇◇◇(氏名)

●事務

・2013.4~2016.3 〇〇株式会社(※建築会社の総務事務)

・2021.4~現在 株式会社××(※IT企業の経理事務)

〇〇株式会社では、総務部にて来客対応、備品管理や入退社など各種手続きを担当。来社されるお客様への対応や、従業員の入退社や各種労務手続き、社内で使用する備品の在庫管理を行った。丁寧な接客を心がけた結果、来客されるお客様からお褒めの言葉を頂いたことがある他、各種手続きにおいても期限漏れのないよう処理を進めるよう努めた。

株式会社××では経理事務として現金出納や会計データ入力、請求書の発行や処理を行い、ミスのないよう正確な処理を行うように努めた。また、処理に必要な資格として簿記2級を取得。

[実績]

・3年間の在籍期間中、各手続きの提出期限管理における改善の提案が認められ、よりわかりやすい管理表を作成したことが評価された。

●営業

・2016.4~2018.3 △△保険株式会社(生命保険他、各種保険の営業)

・2018.4~2020.3 ××株式会社(文房具のルート営業)

△△株式会社では、営業として各種保険商品を販売。

××株式会社では、文房具のルート営業として取引先となる一般企業や学校、官公庁等を回り文房具を提案、販売。

[実績]

・△△保険株式会社にて、年間契約件数社内5位を達成し、表彰された。

●自己PR

(解説)自身の応募先企業の求める人材像やスキルにしたがって、自身の持つスキルや強みを押し出すようなPRを考えるとよいでしょう。

まとめ

今回は、転職の回数が多い場合の職務経歴書の書き方について解説しました。転職の多さは企業によってはマイナスのイメージを抱かせてしまうため、ついごまかしたくなってしまうかもしれません。ですが、職務ごとにまとめたり要約するなど工夫し、必ず全て記載することが大切です。

様々な企業、職種を経験しているということは、伝え方によって大きなアピールポイントにつながる可能性も。そのため、しっかりと強みが伝わる経歴書を作成するとよいでしょう。


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