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面接で「苦手な人」の質問にはどう答える? 注意点4つと答え方の例を紹介

はじめに

面接の質疑応答の場面で、「あなたにとって苦手な人はいますか?」という質問をされるのは珍しくありません。その際に、「どういう意図でこの質問をするんだろう」「どう答えたらよいのかな」と戸惑ったことはありませんか?

今回は、面接で企業がどうして苦手な人を質問するのか、その理由と回答時の注意点、答え方の例を紹介します。

面接で企業が「苦手な人」について質問する理由

※画像はイメージです(GettyImages)
※画像はイメージです(GettyImages)

企業が面接で苦手な人を質問する理由は、実は志望者の苦手なタイプを知りたいだけではありません。ここでは、企業側の質問の意図を2つ解説します。

性格や人柄を見極めるため

面接において苦手な人を質問するのは、志望者の性格や人柄をより詳しく把握するためです。

「どんな性格ですか?」という質問では、志望者は漠然としていて答えにくかったり、つい体裁よく答えようとしてしまったりと、本来の性格がわかりにくくなってしまいます。「苦手な人は?」と一見性格とは無関係の質問をすることで、本人の人柄を自然に把握できるのです。

たとえば、「ネガティブな人が苦手」な人は「常に前向きに取り組もうとする人」、「優柔不断な人が苦手」ならば「すぐに白黒はっきり決断したい性格」など。また、回答から本人の性格と企業の色、社風との相性を見定める意図もあります。

誰とでも仕事ができるか見極めるため

企業は、苦手な人を質問することで志望者がどんな相手とも仕事ができるかを見ています。学生の頃は「苦手なタイプとは関わらない」という選択肢もあったかもしれません。

しかし社会人となれば、どんな相手とも上手に関わり、時には協力、連携することが必要不可欠です。志望者の入社後の働き方を推し量るために、苦手なタイプへの向き合い方を問うのです。

面接で「苦手な人」を聞かれた際の注意点4つ

「苦手な人」を問われた場合の注意点は、主に以下の4つです。質問の意図とずれた回答にならないよう、気を付けて答えましょう。

1.「苦手な人はいない」はNG

好印象に思えますが、「苦手な人はいません」と回答するのは要注意です。かえってマイナスの評価となってしまう可能性があります。これまでの人間関係の中で一人も苦手な人間はいなかった、というのは現実的ではありません。

そのため、「自分を良く見せようとしている」「ごまかしているのでは?」という印象を与えてしまう場合があります。万一本当に思い浮かばなくても、なぜいないのかきちんと説明できるように回答を準備しておくべきです。

2.苦手な理由を明確に伝える

苦手な人について話す時は、理由を合わせて説明しましょう。具体的な経験やエピソードをもとに説明すると、話に筋が通ります。

たとえば、学生生活やアルバイトなど、自身の身近な経験から話すのがおすすめです。単に「〇〇なので」とだけ答えるよりも、理由に一貫性が生まれ話に深みが増します。

ただし、特定の人物の氏名や特徴など、回答に不要な部分まで細かく話すのはかえって心証が悪くなりかねません。あくまで「苦手に思う理由」のみを経験に基づき話しましょう。

3.苦手な人への対処法も伝える

答える際は、対処法も合わせて伝えましょう。「こんな人が苦手です」だけでは、質問の回答として不十分です。

たとえば、相手と対峙したりトラブルになった時にどう対処したのか、これからの社会人生活において経験をどう活かしていくかを説明できるとよいでしょう。

「避ける」「関わらないようにする」では、仕事も同じ対応をするのかと受け取られてしまう可能性があります。どのように関わり、対処したのかまできちんと答えてください。

4.ネガティブな回答にならないようにする

苦手な人や理由、対処法を述べたら、ポジティブな結論につなげましょう。トラブルにまつわるエピソードでも、何を学んだかまで話せると前向きな印象になります。

社会に出れば、上司、同僚など会社の人間に限らず、お客様など苦手な人と関わる機会は必ずあるでしょう。その時にどう対処するのか、どう接するのかを答えることで、問題に直面した時の対応能力や、前向きに課題に取り組む力があるというアピールにもつながります。

面接で「苦手な人」を回答する例文をタイプ別に紹介

面接において「苦手な人」について回答する例文を、タイプ別に3つ紹介します。自身の経験や具体的なエピソードを入れ込むと具体的になるので、ぜひ参考にしてみてください。

「嘘をつく人」の例文

私は、嘘をつく人が苦手だと感じます。

本人にとっては些細な嘘であっても、嘘によって本人はもちろん周囲の人にトラブルが発生してしまう場合があるからです。学生時代、グループで研究や発表を行う講義の中で、互いの進捗を報告する時にいつも「順調に進んでいる」と答える人がいました。

しかし、実際は研究が思うように進んでいないのを言い出せず、嘘をついてごまかしていたと発表の一週間前になってわかったのです。この時は、その人の担当部分をグループ皆で分担し手伝うことで発表には間に合いましたが、この一件から正直に報告・相談をする大切さを学びました。

このような嘘が原因で、自分だけでなく他の人への迷惑を避けるためにも、何事にも誠実に対応するように心がけています。また、お互いが正直に相談し合えるよう、日頃からこまめなコミュニケーションが重要だと考えています。

「ネガティブな人」の例文

私は、ネガティブな人が苦手です。

大学の知人に、何事もネガティブに捉えてしまう癖のある人がいます。私が「新しく〇〇をはじめようと思う」という話をした時、「失敗するかもしれない」「大変そうだしやめたほうがいいんじゃない?」などネガティブに感じる意見を伝えられました。

当時はその意見に引っ張られてしまい、モチベーションが下がってしまったという経験から、つい苦手意識を持ってしまいます。

しかし、ネガティブな思考は何事も悲観的に捉えてしまいがちという反面、「常にリスクを想定して考えられる」「何事にも慎重に取り組める」というメリットでもあるかもしれません。

そのため、苦手なタイプだからと関わるのを避けるのではなく、互いの主張を尊重しながらも、参考にできる部分は取り入れていきたいと思っています。

「優柔不断な人」の例文

私は、優柔不断な人が苦手です。

アルバイトをしている時に、優柔不断な人の判断を待っている間業務が進められなくなったことがありました。物事は素早く決断した方がいいと考える私は、「決断が遅れれば遅れる程業務や作業の効率が悪くなってしまうのに…」と思ってしまいます。

けれど、判断の遅さが目立つ一方で、優柔不断な人は、周囲の意見を大切にするあまり判断に迷うのではないかとも考えるようになりました。

そのため、早く決めてと急かすのではなく、本人の意思と周囲の意見、それぞれを尊重しながら話し合うことが大切だと考えます。時に他の選択肢を提示したり新たな情報や意見を共有しながら、互いが納得できる判断ができるよう意識しています。

まとめ

「苦手な人」の質問に備え、以下の要点を話せるようにしておくとよいでしょう。

・苦手に思う訳を明確に述べる

・どう向き合うのか、対処法を説明する

・今後にどう活かしていくかなど、前向きな結論でまとめる

「苦手な人」に関する質問は、企業が志望者の性格や人柄、仕事への姿勢を見極めるための重要な問いのひとつです。くれぐれも不十分な回答にならないよう、しっかり答えることが大切です。



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