大使館職員拘束の中国、日本に逆抗議「再発防止を」

    中国外務省の華春瑩(か・しゅんえい)報道官(外務次官補)は23日の定例記者会見で、北京市内で在中国日本大使館員が中国当局により一時的に拘束されたことについて、「中国で身分に適合しない活動に従事していた」と主張した。中国から日本側に「厳正な申し入れ」を行ったことを明らかにし、「類似の事件が再発しないよう求める」と反発をあらわにした。

    記者会見に臨む中国外務省の華春瑩報道官=23日、北京(共同)
    記者会見に臨む中国外務省の華春瑩報道官=23日、北京(共同)

    垂秀夫(たるみ・ひでお)駐中国大使は22日夜、中国の呉江浩(ご・こうこう)外務次官補に厳重な抗議を行った。外交官の身体不可侵を定めた「外交関係に関するウィーン条約」に明白に違反しているとして、謝罪と再発防止策を中国側に強く求めた。

    北京の在中国日本大使館関係者によると、同職員は21日午後に外交官としての活動を行っていた際に一時的に拘束された。拘束の経緯など詳細については、本人の安全面への配慮などから明らかにしていない。(北京 三塚聖平)


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