金子原二郎農水相は25日の閣議後記者会見で、ロシアのウクライナ侵攻を受けて穀物や原油の国際価格が上昇していることに懸念を示した。「間接的にわが国の農林水産業が影響を受ける可能性がある」と述べた。農林水産省内に食料安全保障に関する検討チームを設けたことも明らかにした。
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ロシアとウクライナは、家畜の飼料にもなる小麦やトウモロコシを多く輸出している。日本は漁船が使う燃料や家畜の飼料のほとんどを輸入に頼っており、金子氏は「国内の食品価格への影響を含め情報収集、分析と関係者への情報共有に努める」と説明した。