信越化学が800億円投資 シリコーン、国内工場中心

    信越化学工業は、高機能素材であるシリコーンの事業拡大に向け、800億円超の設備投資を行うと発表した。主力の群馬事業所(群馬県安中市)に加え、直江津工場(新潟県上越市)や武生工場(福井県越前市)を中心に令和7年までに設備を順次導入する。シリコーンは熱を外に逃がす材料として使われており、自動車や電子機器向けなど旺盛な需要に対応するのが狙い。品種によって生産能力を1.2~2倍に高める計画だ。投資額の一部は中国や韓国などの生産拠点にも振り向ける。信越化学のシリコーンのシェアは国内首位で、世界4位。


    Recommend

    Biz Plus