ウクライナ南部オデッサ州の港付近で25日、パナマ船籍の貨物船「ナムラ・クイーン」が砲撃で損傷した。愛媛県今治市の海運会社は26日、自社所有の船だと明らかにした。フィリピン人の男性船員1人が負傷したとの情報が入っているという。
同社や船舶情報サイトなどによると、船は全長229メートル、4万7167トン。船長と船員ら20人のフィリピン人が乗っていた。うち男性1人が肩にけがをしたが、命に別条はないという。船はトウモロコシを積むために寄港。自力で航行でき、安全確保と船体の確認のためトルコに向かった。
インタファクス通信によると、ウクライナ当局は、船尾にミサイルが当たりスクリューが損傷し、出火したと明らかにしたが「状況は制御下にある」としていた。(共同)