ロシアのウクライナ侵攻を巡る国連総会の緊急特別会合が開かれた2月28日、米ニューヨークの国連本部前ではウクライナ系市民ら数十人がプラカードを掲げ「プーチン(ロシア大統領)を止めろ。戦争をやめろ」と怒りの声を上げた。行き交う車は次々と賛同のクラクションを響かせた。
「ウクライナは、強大な核保有国ロシアから国を守っている。支えてほしい。何が起きているか知ってほしい」。ウクライナ国旗と同じ青と黄色のプラカードを掲げたエンジニアのオリヤ・メルスカさん(25)は語気強く訴えた。「世界を核兵器で脅すプーチンは正気を失っている」
2014年のロシアによるウクライナ南部クリミア強制編入を機に、西部リビウから米国に移住した。ウクライナに残る親族や友人とは連絡を取り合っているが「会話はいつも『大丈夫? 生きてる?』から始まる」と首を振った。(共同)
































