来春卒業予定の大学生・大学院生を対象にした企業の採用説明会が1日、解禁され、就職活動が本格的に始まった。今年も新型コロナウイルス禍での活動となり、オンラインと対面を併用した説明会や選考が行われることになりそうだ。
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就職情報会社のマイナビは1日、インテックス大阪(大阪市住之江区)で合同企業説明会「就職EXPO」を開催した。同社は「企業と学生が直接出会い、相互理解を深めることができる貴重な場」とする。この日以降、各地で同様のイベントを開く。
参加は完全予約制で、来場時に検温を行うなど感染対策を徹底。大阪会場は2日までの日程で延べ約400社が出展し、学生約6千人の参加を見込んでいる。
参加した大学3年、黒田葉月さん(22)=大阪府高槻市=は「オンラインの説明会だと他の学生と同時に視聴することになるので、企業側に気軽に質問しにくい。今日は興味のある企業の人事や担当者と直接話したい」と語った。