ロシアによる侵攻を受けたウクライナの北京冬季パラリンピック選手団が2日までに、インスタグラムで大会への参加を表明した。選手と関係者30人以上がウクライナ国外の事前合宿先でバスの前に並び、「われわれはウクライナ、ウクライナの平和!」と叫ぶ動画を公開した。

別の投稿では、国際パラリンピック委員会(IPC)のパーソンズ会長に向け、ロシアとベラルーシの選手を大会から除外するよう求める書簡を公開。両国の多くの選手は、戦争を正当化するという害悪に侵されていると非難した。
また、ロシアが核兵器使用を示唆したことや2008年以降で3度目の五輪休戦協定違反となることを指摘。「地下シェルターにいる家族の生活や安全を心配する選手の心情を理解してほしい」とも訴えた。
ウクライナはノルディックスキー距離とバイアスロンの2競技に20選手が出場予定。選手を支えるガイド9人も参加する。(共同)