• 日経平均27777.90-448.18
  • ドル円134.65134.68

露、市街地への攻撃激化 ハリコフに空挺部隊

【モスクワ=小野田雄一】ウクライナに侵攻したロシア軍は市街地への攻撃を激化させ、ウクライナメディアは2日、多数の民間人が死傷していると伝えた。首都キエフで1日、テレビ塔に着弾したミサイルで5人が死亡。東部ハリコフでは露空挺(くうてい)部隊が降下して市街戦が起き、南部ヘルソンや東部マリウポリで砲撃が強まるなど無差別的な攻撃を展開している。2回目の停戦交渉は調整が難航しているもようで、民間被害が拡大している。

2日、ウクライナ東部ハリコフで、ロシアのミサイル攻撃を受けた警察庁舎(ウクライナ非常事態庁提供・ゲッティ=共同)
2日、ウクライナ東部ハリコフで、ロシアのミサイル攻撃を受けた警察庁舎(ウクライナ非常事態庁提供・ゲッティ=共同)

露国防省は当初、民間人や民間施設は攻撃しないと主張してきたが、キエフなどへの侵攻が想定より遅れ、その焦りから無差別的な攻撃に切り替えた恐れがある。露軍は1日、ウクライナ側の「情報工作拠点」を破壊すると警告した後、キエフのテレビ塔をミサイルで攻撃した。

ウクライナメディアによると、第2の都市ハリコフでは2日、露空挺部隊が降下、市街戦となった。砲撃も続き、ウクライナ治安当局の施設に隣接する大学や警察署などで火災が発生した。市内の一角は露軍に占拠されたという。ヘルソンでも侵入した露軍が2日までに駅などを占拠。民間人含め双方に多数の死傷者が出ているとの情報がある。

マリウポリは激しい砲撃でこれまでに民間人100人以上が負傷。キエフ西側のジトミルではミサイル攻撃で住宅に火災が発生、2人が死亡した。

キエフに関しては、露軍の主力部隊が北方20~30キロ地点にとどまり、目立った前進は確認されていない。米英当局者は、補給に問題を抱える露軍が本格攻勢に向けて態勢を整えているとの観測を示している。

停戦交渉をめぐっては、ペスコフ露大統領報道官が2日、「本日中に実施するために露代表団が現地入りし、ウクライナ代表団を待つ」と述べた。インタファクス通信が伝えた。

ただ、ロシアは停戦に向けてウクライナ南部クリミア半島に対するロシアの主権の承認や、ウクライナの「非軍事化」などを要求。ウクライナにとって容認困難とみられている。ウクライナ側は「最後通告を行うのであれば交渉しない」とも表明しており、交渉が実施されるかは不透明だ。

また、ベラルーシがウクライナ北部国境に戦車部隊を集結させ参戦を準備しているとの情報もある。


Recommend

Biz Plus

Recommend

求人情報サイト Biz x Job(ビズジョブ)

求人情報サイト Biz x Job(ビズジョブ)