自民党は2日、オンラインによる国会審議に関する見解を衆院憲法審査会で取りまとめたいと日本維新の会や国民民主党に提案した。大規模災害や感染症といった緊急事態を念頭に、オンライン参加を例外的に認める内容とみられる。自民内では実現に向けて前向きな意見が相次いでいた。関係者が明らかにした。
3日にも開催予定の憲法審幹事会で了承を目指す。立憲民主党などとの調整を進める方針だ。立民はオンライン国会について、各党で丁寧に議論を進めるよう求めた経緯がある。
与党と維新、国民の憲法審幹事らは2日、オンライン審議をめぐり国会内で協議した。協議後、維新の馬場伸幸氏は見解に関し「緊急事態にオンライン参加を例外的に認める中身になる」と記者団に説明した。
一方、参院憲法審は今国会初めての幹事懇談会を開催。与野党が今後の議論の進め方について意見交換した。