ホンダは2日、ウクライナに軍事侵攻したロシアへの乗用車と二輪車の輸出を停止したと明らかにした。日米欧の経済制裁で金融が混乱する恐れがあると判断した。物流の支障も懸念した。乗用車は販売が低迷し、以前から2022年中に輸出を終了する予定だった。マツダもロシアの工場に向けた自動車部品の輸出を停止する。
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ホンダはロシアに生産拠点を持っておらず、乗用車は米国から輸出している。20年度の乗用車の販売台数は1406台。スポーツタイプ多目的車(SUV)「CR―V」を販売している。
マツダはウラジオストクに現地メーカーとの合弁工場を持っている。自動車部品を輸出し、工場で組み立てている。21年は約3万台分の自動車部品を輸出した。現地の在庫がなくなり、輸出が再開できなければ工場の稼働を停止する可能性があるとしている。