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家賃のわりに広い部屋に住める駅ランキング公表 上位に日暮里・舎人ライナー沿線

新型コロナウイルス禍で家賃のわりに広い部屋に住める街が注目されているようだ。不動産・住宅情報サイト「LIFULL HOME’S」を運営するLIFULL(ライフル)が“ウイズコロナ”時代の住み替えニーズを反映した「家賃のわりに広い部屋に住める駅ランキング~都心一人暮らし編~」を発表。1位と2位に2008年に開業した日暮里・舎人ライナー沿線の隣り合った2駅(東京都足立区)が選ばれた。

平均家賃12万円未満の駅に絞った「家賃のわりに広い部屋に住める駅」の上位。日暮里・舎人ライナー沿線を始め、城北地域・城東地域が多くランクインした
平均家賃12万円未満の駅に絞った「家賃のわりに広い部屋に住める駅」の上位。日暮里・舎人ライナー沿線を始め、城北地域・城東地域が多くランクインした

一人暮らしで広い部屋を借りたいが、利便性も捨てきれない-。コロナ禍でそんなニーズが高まっている。総務省が今年1月に公表した2021年の人口移動報告によると、東京都は転入者が転出者を上回る「転入超過」が5433人だった。2014年以降で最少だった2020年の3万1125人を下回り、東京一極集中がさらに鈍化。23区に限ると、初めて人口流出を示す「転出超過」となった。

コロナ禍を契機にテレワークが一気に普及した影響もあり、神奈川県や埼玉県、千葉県など都心と比べワークスペースを確保できる広い部屋に住みやすい地域へ人が移動している様子がうかがえる。ただ、東京都全体では転入超過の傾向は継続しており、特に若年層の転入超過数は大きい。ライフルは「部屋に一定の広さを求める一方、都心の利便性は確保したいという変わらぬニーズが見てとれる」と分析している。

ライフルは、単身向けに、都心に近く家賃のわりに広い部屋に住める駅を調査。LIFULL HOME’Sのデータを基に賃料から算出した理論専有面積と実際の専有面積との差をスコア化し、「都心アクセス」と「家賃のわりに部屋が広い」を両立できる街を可視化した。それによると、1位と2位はともに東京都足立区の日暮里・舎人ライナー沿線だった。

1位に選ばれた高野駅はJR山手線と接続する日暮里駅から日暮里・舎人ライナーで10分。高野の平均賃料は8.1万円で、平均専有面積は32.1平方メートルだった。ライフルによると、平均的な駅よりも約3割広い部屋に住めることになり、畳に換算すると4.5~5畳に匹敵するという。

2位の扇大橋駅は高野駅より1駅分、都心寄りに位置する。平均賃料は8.0万円で平均専有面積31.5平方メートルだった。こちらの理論面積比は130.9%で、高野よりもわずかに低くなった。高野、扇大橋の両駅間距離は500メートルほどで、生活圏は重複する。日暮里・舎人ライナーが開業するまで「鉄道空白地帯」であったことから開発の波から取り残され、山手線の駅まで10分以内でありながら周辺には畑も点在する「貴重な環境」だという。

ただ、両駅の半径1キロ圏内に大型商業施設やカフェ、パンや弁当の専門店といった商業・レジャー施設は存在しないといい、生活利便施設の面ではスーパーマーケットよりもコンビニエンスストアが充実。付近の施設充実度は必ずしも高くはないようだ。

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3位には、小田急小田原線の代々木八幡駅がランクイン。大ターミナルの新宿駅から約6分の駅が選ばれた。トップ10圏内の他の駅と比べると家賃相場は高いものの、築年数にこだわらなければ賃料のわりに広い部屋に住むことができる地域だという。4位~10位には、城東の拠点駅である亀戸駅や南千住駅もランクイン。このほか日暮里・舎人ライナーや埼玉高速鉄道、都電荒川線など主要路線の補完的役割を果たしている路線の駅が続いた。


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