ウクライナに侵攻したロシアと、支援したベラルーシの選手、役員を国際大会から除外するよう求めた国際オリンピック委員会(IOC)の勧告を受け、陸上、卓球、セーリングの各国際競技連盟(IF)が1日、両国の選手、役員の大会参加を禁じると発表した。
陸上の制裁対象は7月の世界選手権(米国)や今月の世界室内選手権(セルビア)など主要大会。ドーピング違反で資格停止中のロシア陸連の選手は潔白の証明を条件に「中立選手」として大会出場を認められてきたが、今後は除外される。世界陸連は9、10日の理事会でベラルーシ陸連の資格停止処分を協議する。
射撃はIF主催の選手権大会で両国選手の出場を禁じ、バスケットボールとサーフィンはロシアの選手、役員のみ除外する。自転車は全面除外を避け、個人資格での参加に道を残した。(共同)