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【ポトマック通信】議員は戦場に向かった

米南部フロリダ州で開かれた「保守政治行動会議」(CPAC)の会場で先週末、欧州連合(EU)欧州議会の議員の一人と知り合った。アンゲル・ジャンバスキ氏(42)。ブルガリア選出で保守系会派に属している。

EU旗(ロイター)
EU旗(ロイター)

その彼が「ロシアと戦うためにウクライナへ行く」という。同国で暮らすブルガリア系住民約50万人を「助けなくては」との思いからだ。

同氏は弁護士資格を持つ元ボクサーで、ヘビー級元世界王者として知られるウクライナ首都キエフのビタリ・クリチコ市長とは旧知の仲。ロシアの侵攻を受けて苦境に立つ同市長から助けを求められたことも背中を押した。自ら武器を取るつもりだという。

彼の行動に賛否があるのは間違いない。その場にいた同じ会派の同僚議員さえ「本気か」と目を丸くしていた。EUの公職にある人物が域外の戦場に入れば、予想外の事態に発展する恐れもある。

それでもジャンバスキ氏は「EUはウクライナ防衛を支えると言ってきた。戦争になったから『約束を守れない』では済まされない」とぶれない。「これは名誉の問題だ。(EU本部のある)ブリュッセルの官僚どもに見せてやる」。そう語った反骨の議員は翌朝、ウクライナ入りの準備のため、隣国ポーランドへ向かった。(大内清)


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