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NY原油、リーマン後の最高値 一時115ドル

原油価格の急騰に歯止めがかからない。3日のニューヨーク原油先物相場は、ウクライナ情勢の緊迫が長期化の様相を呈する中でロシアからのエネルギー供給が滞るとの懸念が一段と強まり、指標の米国産標準油種(WTI)の4月渡しが一時1バレル=115ドルを付けた。2008年9月以来約13年5カ月ぶりの高値水準で、リーマン・ショック後の最高値を記録した。

ロシア・イジェフスク近郊にある油田施設=2007年12月(ロイター)
ロシア・イジェフスク近郊にある油田施設=2007年12月(ロイター)

ウクライナに侵攻したロシアに対して米欧などは経済制裁を強めており、市場は世界屈指の産油国ロシアからの原油の供給が難しくなる可能性を織り込みつつある。バイデン米大統領は2日、ロシア産原油の輸入停止も選択肢から排除していないと表明。カナダはロシア産原油の輸入を禁止するとすでに発表している。

英BPや英シェル、米エクソンモービルなど米欧の石油大手の間でロシア事業からの撤退方針が相次いだことも、ロシアからのエネルギー供給が滞ることへの警戒感につながっている。

一方、石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟の主要産油国でつくる「OPECプラス」は2日に開いた閣僚級会合で、4月についても現行の増産ペースを維持すると決めた。OPECプラスはウクライナ侵攻の当事国であるロシアが主要な参加国で、今回の追加増産見送りは市場の事前予想通りの結果だった。

ロシアは世界の原油供給量の1割程度を占める。日本の場合、ロシア産原油は令和3年の原油輸入量全体の3・6%を占めている。(森田晶宏)


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