佐賀県が約20年かけて開発し、昨年初出荷された新品種のミカン「にじゅうまる」の今年の初競りが3日、佐賀市の佐賀青果市場で開かれ、8玉(約3キロ)入りの1箱が最高価格の20万円で競り落とされた。昨年のにじゅうまるの平均取引額は1キロ914円。
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午前7時ごろに競りが始まると、参加者が次々に、積み上げられた箱に入ったミカンに値を付けた。最高額で落札したのは、佐賀県や福岡県で青果店やパーラーを営む中島新太郎社長(67)。にじゅうまるの名前にちなんで20万円と決めていたといい、「昨年も販売して好評だった。佐賀にいいものがあることを知ってもらいたい」と話した。
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県によると、昨年12月下旬~今年1月上旬に収穫し、酸味を抑えるために貯蔵施設で約2カ月保管。今年は48トンの出荷を見込んでいる。