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飛行禁止区域の設定は困難 NATO ウクライナの防衛網は危機に直面

【ポーランド南部ジェシュフ=佐藤貴生】ロシアの侵攻が続くウクライナで、北大西洋条約機構(NATO)加盟諸国に対し「飛行禁止区域」の設定を求める声が出ている。しかし、飛行禁止区域の設定は直接の戦闘行為にもつながることから、NATO側は否定的だ。露軍部隊はウクライナの東部、南部のほか首都キエフ北方に侵入し、ウクライナの防衛網は崩壊の危機に瀕(ひん)している。

ジョンソン首相(AP=共同)
ジョンソン首相(AP=共同)

「女性や子供は空からくる爆弾やミサイルに強い恐怖を抱いている」。ポーランドの首都ワルシャワの英国大使館で1日、記者会見したジョンソン英首相にウクライナ人の女性活動家が涙ながらにこう直訴し、飛行禁止区域の設定を求めた。

しかし、ジョンソン氏は会見で「(実施するのは)とても難しい」と述べた。バイデン米大統領も飛行禁止区域の設定を求めたウクライナのゼレンスキー大統領に、「いまは適当な時期ではない」と伝えたといわれる。

英BBC放送によると、飛行禁止区域は平時でも元首の邸宅など国家の最重要警備拠点の上空に設定されている。しかし、戦時の場合は対象空域に侵入を図る航空機の排除など武力の行使も含まれ、軍事衝突の危険性が格段に高まる。


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