【パリ=三井美奈】フランスのマクロン大統領は3日、4月の大統領選で再選を目指して立候補すると表明した。仏紙を通じて、国民向けの公開書簡で意向を発表した。
マクロン氏はウクライナ紛争で経済、外交の対応をとっているさなかで、書簡では「望むような選挙運動はできないだろう」と記した。そのうえで、「この危機をフランスと欧州の新時代の出発点にできるはず」と国民に訴えた。
ロシア軍によるウクライナ侵攻後、仏国民の危機意識の高まりを受け、マクロン氏の支持率は上昇しており、3日発表の支持率調査では28%で首位。2位となった極右政党、国民連合のルペン党首(17%)を引き離している。
大統領選は4月10日に第1回投票が行われ、上位2人が4月24日の決選投票に進む。