ロシアの民間ラジオ「モスクワのこだま」は3日、放送とサイトを停止し、解散すると発表した。ロシア当局はウクライナ侵攻後、虚偽情報を流したとしてサイトなどを遮断していた。同ラジオはソ連崩壊後のロシアを代表するリベラル系メディアで、プーチン政権の情報統制が一段と強まることが懸念される。

ロシアメディアによると、ユーチューブでの発信は続いている。
「モスクワのこだま」のベネディクトフ編集長が3日、会員制交流サイト(SNS)で取締役会が解散を決めたと発表した。政府系天然ガス企業ガスプロムの子会社「ガスプロム・メディア」が株式の過半数を保有するが、リベラルな報道姿勢で知られてきた。(共同)