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緊迫するウクライナ情勢 ミラノに住むぼくが真っ先に危惧したこと

EUがロシアの飛行機の上空乗り入れ禁止を決定したのに従い、報復処置としてロシア上空を飛べなくなった航空会社がでてきた。 

ポチョムキン村(c) Gregor Sailer
ポチョムキン村(c) Gregor Sailer

冷戦時の長時間の飛行を思い出す。北極圏を飛ぶアンカレッジ経由のルートだ。しかし、日本に行く際にロシアの上空を飛ぶようになり、いつの間にか北極を見ないこと自体を忘れていた。

その北極のことから、以前に書いた記事を思い出す。オーストリアの写真家のグレゴール・サイラーのことである。彼の2つテーマが、同時に頭を去来する。

一つは昨年開催された、北極圏にある各国の基地を写真に収めた展覧会だ。彼はカナダ、ロシア、デンマーク/グリーンランド、アイスランド、フィンランド、ノルウェー、スウェーデンの各国軍事機関と交渉し、許可のおりた国の軍用機で各地域に飛んで、撮影したのだった。

地球温暖化により、極寒の地域がどう変化していくかを記録した。北極海航路の開拓もそのひとつである。これによりスエズ運河を通過せず、北極海、ユーラシア大陸とアメリカ大陸を分かつベーリング海峡といったルートで欧州とアジアが結ばれる。海の氷結の期間が短くなり、年間使用日数の増加をグレゴールは確信した。

温暖化はロシアにとって優位な環境をもたらすかもしれない、と彼は体感していた。ただ、彼はロシアからは撮影許可がもらえなかったので、ロシアの基地に足を踏み入れることできなかった。


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