日本航空は4日、日本とフランス、ドイツ、フィンランドを結ぶ欧州3路線を英国・ロンドン線に当面一本化すると発表した。ウクライナ情勢を踏まえた安全確保の観点から、ロシア上空の飛行を回避し、米西部アラスカ州を通るルートで欧州方面の運航を続ける。
期間は未定。運航距離が長くなり燃料費が余計にかかるが、乗客から追加料金は徴収しない。
見直し対象は羽田―パリ、羽田―ヘルシンキ、成田―フランクフルトで、羽田―ロンドンに集約する。ロンドンに到着後の各都市への移動は、協力関係にある英航空大手ブリティッシュ・エアウェイズなどに引き継ぐ。