バス、トラックEV化促進 米政府、環境対応へ

    米カリフォルニア州の高校周辺に止まるスクールバス=2021年8月(ロイター=共同)
    米カリフォルニア州の高校周辺に止まるスクールバス=2021年8月(ロイター=共同)

    米政府は7日、環境問題に対応するために、公共バスやトラックを電気自動車(EV)など温室効果ガス排出の少ない車両に転換していくための省庁横断の施策を発表した。大型車両は、車社会の米国で運輸部門の温室ガス排出の4分の1近くを占める。

    運輸省は各地域で公共バスに新車両を導入する際の補助を実施、運行スタッフへの研修費も出す。環境保護局はスクールバスの更新に補助金を支給する。エネルギー省は電動トラックの低価格化や耐久性向上に向けた研究を進める。

    有害な窒素酸化物(NOx)の排出源でもあり、環境保護局はトラックのNOx排出を2031年までに最大90%削減する規制案を示した。呼吸器への悪影響を緩和することで、年2千人の早世や1万8千人の小児ぜんそくが回避できると見込んでいる。(共同)


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