ロシアによるウクライナ侵攻は「完全な失敗」―。7日付の英紙タイムズは、ロシア情報機関、連邦保安局(FSB)の内部文書とみられる報告書の内容を報じた。真偽は不明だが、文書はロシア軍の死者が既に1万人規模に上っている恐れがあるとし「ロシアは追い詰められている。勝利の選択肢はなく、敗北のみだ」と指摘している。(共同)
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ロシア軍の死者について、ウクライナ外務省は8日、最大1万2千人としている。欧米諸国による制裁の影響でロシア経済が破綻する恐れもあり、文書は6月が侵攻の「暫定的な最終期限」だと指摘。
ゼレンスキー大統領が殺害されたとしても「ウクライナ側からの最小限の抵抗に対処するため、後方支援の人員を除いた数だけで50万人超の態勢が必要になる」との見方を示し、ロシアの占領が成功する見込みはないと分析した。