死者数1万5900人 震災11年、警察庁まとめ

    警察庁は9日、東日本大震災の発生から11日で11年となるのを前に被害状況を発表した。令和3年3月1日時点から1人の遺体が犠牲者と判明し、死者は1万5900人。行方不明者は、DNA型鑑定などで身元が特定されて3人少なくなり、2523人となった。

    根浜海岸で釜石署、釜石海上保安部、釜石大槌行政事務組合消防本部等による行方不明者の合同捜索が行われた。捜索に当たる釜石署の関係者ら=令和3年3月、岩手県釜石市(萩原悠久人撮影)
    根浜海岸で釜石署、釜石海上保安部、釜石大槌行政事務組合消防本部等による行方不明者の合同捜索が行われた。捜索に当たる釜石署の関係者ら=令和3年3月、岩手県釜石市(萩原悠久人撮影)

    死者の内訳は宮城県が9544人と最も多く、岩手県4675人、福島県1614人、他9都道県で67人。宮城県東松島市で遺体が見つかり、同市の女性と判明した。

    行方不明者は宮城1213人、岩手1110人、福島196人、千葉2人、青森と茨城各1人。身元が判明した3人は東松島市の女性の他、宮城県石巻市の女性と岩手県山田町の男性。

    身元が分からない遺体は岩手、宮城の計53人。身元を確認した岩手、宮城、福島3県の遺体の56・5%が65歳以上。死因の90・4%が溺死だった。


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