警察庁は9日、東日本大震災の発生から11日で11年となるのを前に被害状況を発表した。令和3年3月1日時点から1人の遺体が犠牲者と判明し、死者は1万5900人。行方不明者は、DNA型鑑定などで身元が特定されて3人少なくなり、2523人となった。
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死者の内訳は宮城県が9544人と最も多く、岩手県4675人、福島県1614人、他9都道県で67人。宮城県東松島市で遺体が見つかり、同市の女性と判明した。
行方不明者は宮城1213人、岩手1110人、福島196人、千葉2人、青森と茨城各1人。身元が判明した3人は東松島市の女性の他、宮城県石巻市の女性と岩手県山田町の男性。
身元が分からない遺体は岩手、宮城の計53人。身元を確認した岩手、宮城、福島3県の遺体の56・5%が65歳以上。死因の90・4%が溺死だった。