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京都・弥栄会館の歴史、現代に

国の登録有形文化財に指定されている京都・祇園の弥栄会館(京都市東山区)で昭和11年の竣工(しゅんこう)時に埋蔵した定礎箱が改修工事中に見つかり、9日に同区内で開封式が行われた。箱には86年前の新聞や硬貨のほか、八坂神社の神鏡などが保管されていたことが確認された。

定礎箱に保管されていた硬貨や八坂神社の神鏡など=京都市東山区
定礎箱に保管されていた硬貨や八坂神社の神鏡など=京都市東山区
 弥栄会館の定礎式で、定礎箱を壁の中に埋める関係者ら(昭和11年6月撮影)
弥栄会館の定礎式で、定礎箱を壁の中に埋める関係者ら(昭和11年6月撮影)

改修工事を担当する大林組(東京)の関係者と弥栄会館を管理する八坂女紅場(にょうこうば)学園の太田紀美(きみ)理事長(81)らが出席。鉛製とみられる外箱(縦約22センチ、横約31センチ、高さ約9センチ)を電動工具で切断し、桐箱を取り出した。中からは竣工した昭和11年6月27日の朝刊や前日の夕刊計5部、硬貨3枚のほか八坂神社の神鏡1枚などが見つかった。

大林組によると、現在でも新聞や貨幣を入れた定礎箱を竣工時に納めるのは一般的だが、神社の神鏡を入れるのは珍しいという。

弥栄会館は地上5階、地下1階の鉄骨鉄筋コンクリート作り。大林組によって祇園甲部歌舞練場の敷地内に建設された。会館は現在、ホテルとして改修工事中で、2月に入り口近くの定礎板が取り付けられた柱の内部から見つかった。

八坂女紅場学園は今回発見されたものについて何らかの形で展示する方針で、太田理事長は「八坂神社と祇園の縁は切っても切れないと感じた。今までの歴史を大切にし記憶を伝えていけたら」と話していた。(鈴木文也)


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