バイデン氏、露産原油の禁輸発表 外貨収入源に打撃

    【ワシントン=大内清】バイデン米大統領は8日、ロシアによるウクライナ侵攻を受けた制裁の一環として、米国への露産原油、天然ガスなどの輸入を禁止すると発表した。ロシアの主要外貨収入源に打撃を与える狙いがある。エネルギー価格への影響は避けられず、バイデン政権は今後、市場の安定化に向け同盟・パートナー諸国やロシア以外の産油国などとの調整を加速させる考えだ。

    バイデン氏は「プーチン(露大統領)の戦争マシンへ打撃となる」と語った。

    欧州連合(EU)欧州委員会は同日、露産天然ガスの需要を年末までに大幅に削減し、2030年までに同国へのエネルギー依存からの脱却を目指すと発表。英メディアによるとジョンソン英政権も露産原油の輸入を一定期間後にゼロとする計画だ。

    露産原油をめぐり、ウクライナのゼレンスキー大統領は国際社会に禁輸を強く呼びかけていた。


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